高倉健『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地「幌舞駅」は今。北海道・幾寅駅へのアクセスと作品が遺したものを整理

北海道ロケ地ガイド

雪深い終着駅のホームに、一人静かに佇む鉄道員(ぽっぽや)・佐藤乙松。高倉健さんが演じたその実直で不器用な生き様に、心を揺さぶられた方も多いのではないでしょうか。映画公開から時を経ても色褪せない感動とともに、「あの美しい風景が広がる駅を一度訪れてみたい」という想いが募る一方で、「もうあの場所はなくなってしまったのでは?」という不安もよぎるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの期待と不安に寄り添い、映画『鉄道員(ぽっぽや)』が遺したものを巡る旅のヒントをまとめました。ロケ地の現在の様子から、作品に込められたメッセージ、そして現地へのアクセス方法まで、必要な情報を整理してご紹介します。今はもう列車では行けなくなった「幌舞駅」で、高倉健さんが伝えたかった想いに触れてみませんか?

 

高倉健が遺した『鉄道員(ぽっぽや)』の世界観が残るロケ地「幌舞駅」

映画の感動の中心にあるのが、物語の舞台となった「幌舞駅」です。多くのファンが訪れるこの場所は、今も大切に保存されており、映画の世界観を色濃く感じることができます。

北海道南富良野町のJR幾寅駅が舞台

映画で「幌舞駅」として登場したのは、北海道の南富良野町にあるJR根室本線の幾寅(いくとら)駅です。駅舎には現在も「幌舞駅 HOROMAI STATION」と書かれた看板が掲げられ、訪れる人々を迎えてくれます。

この駅は、撮影監督の木村大作氏が撮影の1年前に自らロケハンを行い、北海道中を探し回って見つけ出した場所だと言われています。撮影にあたっては、駅舎からホームへ続く連絡階段の風情を活かしつつ、腕木式信号機や車両止めを増設したり、コンクリートの電柱を木の電柱に替えたりと、映画の世界観を作り込むための工夫が凝らされました。

駅前には、劇中に登場した「だるま食堂」や「ひらた理容店」などのセットが保存されており、駅舎内部では撮影で使われた衣装や小道具も展示されています。さらに、撮影で使用されたディーゼルカー「キハ40形」の先頭部も置かれており、まるで映画のワンシーンに入り込んだかのような体験ができます。

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知っておきたい、根室本線・富良野−新得間の廃線

『鉄道員』の舞台である幾寅駅ですが、残念ながら列車で訪れることはできなくなりました。

幾寅駅を含むJR根室本線の富良野−新得間(81.7km)は、2016年8月の台風被害により長期間不通となっていました。そして、復旧がかなわないまま、2024年3月末をもって廃止されることになったのです。小説の冒頭で交わされる「なして廃線にすんの」という会話が、現実のものとなってしまいました。

しかし、鉄路はなくなっても、駅舎や周辺のセットは今もなお、映画の記憶を伝え続けています。

 

「幌舞駅(幾寅駅)」へのアクセス方法を知っておこう

鉄道が廃止された今、現地へはどうやって行けばよいのでしょうか。主なアクセス方法の選択肢をご紹介します。

車でのアクセス

ソースには具体的な記載がありませんが、一般的に、周辺の主要都市(富良野市や旭川市など)からのアクセスには車が便利です。特に、周辺の観光地も一緒に巡る場合は、自由度の高いドライブがおすすめです。訪問前には、現地の道路状況などを確認しておくと安心でしょう。

公共交通機関でのアクセス

鉄道廃止に伴い、現在は代行バスが運行されています。ソース外の情報となりますが、JR富良野駅や新得駅などから、南富良野町が運行するデマンド交通(予約制バス)や、沿線自治体が共同で運行するバス路線を利用する方法が考えられます。運行時刻や予約方法については、南富良野町の公式ウェブサイトなどで最新情報を確認することをおすすめします。

映画『鉄道員』の評価と高倉健が伝えたかったメッセージ

『鉄道員』は、単なる感動作としてだけでなく、日本映画史に残る作品として高く評価されています。その背景には、主演・高倉健の深い想いが込められていました。

数々の映画賞を受賞した不朽の名作

本作は1999年に公開され、興行収入20.0億円、観客動員数133.3万人を記録する大ヒット作となりました。その年の日本アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞(高倉健)、主演女優賞(大竹しのぶ)、助演男優賞(小林稔侍)の主要6部門を独占し、その評価の高さを証明しました。

一方で、主人公・乙松の生き方に対して「ブラック労働を美化している」という批判的な意見も存在します。しかし、降旗康男監督は「高度成長期に使い捨てられた男の悲哀にフォーカスして撮った」と語っており、時代の流れに取り残された人々の物語として描こうとした意図がうかがえます。

主演・高倉健が込めた「懺悔」と「昇天」というテーマ

この映画には、主演の高倉健自身の強い想いが反映されています。降旗監督は、この物語を「これはキリストの昇天ですよ」と表現しました。地道に生きてきた乙松に訪れる奇跡を、神の恩寵と捉えたのです。

この言葉に心をとらえられた高倉健は、出演を承諾する際に「哀れな話にはしたくないですね」と提案したと言われています。また、公開された「没後10年展」では、娘・雪子との対話シーンの台本に、高倉健自筆の「懺悔」と書かれた付箋が貼られていたことが明かされています。仕事一筋で家族の死に目にも会えなかった乙松の後悔と、最後に娘から許しを得て魂が浄化される姿は、高倉健自身の生き方とも重なり、観る者の胸を打ちます。

志村けん唯一の本格映画出演作としての評価

本作は、コメディアンの志村けんが本格的に俳優として出演した唯一の映画としても知られています。出演は高倉健本人からの直接の電話依頼によるもので、志村けんは大変驚いたそうです。

劇中では、酒癖の悪い炭鉱の臨時工という短い出番ながら、その見事な演技は多くの観客に強い印象を残しました。高倉健と志村けん、「両横綱」の共演が見られる貴重な作品です。

合わせて訪れたい周辺の観光スポット

ソースには具体的な情報はありませんが、せっかく南富良野町まで足を運ぶのであれば、周辺エリアの観光も計画に含めてみてはいかがでしょうか。

例えば、北に進めばラベンダー畑で有名な富良野市や、美しい丘の風景が広がる美瑛町があります。また、南富良野町内にもかなやま湖など、北海道の雄大な自然を満喫できるスポットが点在しています。これらはソース外の情報のため、詳細は各自治体の観光情報サイトなどでご確認ください。

まとめ

高倉健さんの最後の主演作となった『鉄道員(ぽっぽや)』。その舞台となった幾寅駅は、鉄路が絶たれた今も、映画が描いた不器用ながらも誇り高い男の生き様と、彼を支えた人々の温もりを静かに伝え続けています。

駅舎やセットを巡り、雪景色に佇む乙松の姿を思い浮かべれば、高倉健さんが遺したメッセージがより深く心に響くかもしれません。この記事が、あなたの次の旅行計画の参考になれば幸いです。

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