映画『鉄道員(ぽっぽや)』で描かれた、雪深い終着駅「幌舞駅」。高倉健さん演じる駅長の不器用ながらも実直な生き方に、心を揺さぶられた方も多いのではないでしょうか。物語の舞台となったあの駅が、今も北海道・南富良野町に残されています。
路線が廃止されたと聞き、「もうあの風景には会えないのだろうか」「資料館はどうなったの?」と気になっているかもしれません。しかし、ご安心ください。駅舎やロケセットは地元の方々の熱意によって大切に保存され、今も訪れる人々を温かく迎え入れています。
この記事では、映画の世界観が凝縮された「ぽっぽや資料館(幾寅駅)」の展示内容や現在の様子、アクセス方法、周辺の観光情報までを詳しくご紹介します。あの感動をもう一度味わう旅に出てみませんか?
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映画の世界が今も息づくロケ地「幌舞駅(幾寅駅)」
映画の主な舞台となった「幌舞駅」は、JR根室本線の「幾寅(いくとら)駅」で撮影されました。駅舎は撮影のためにレトロな雰囲気に改装され、今も劇中と同じ「幌舞駅」の看板が掲げられています。
2016年の台風被害により列車の運行は休止となり、2024年3月31日をもって富良野駅と新得駅の間は廃線となりました。奇しくも映画のストーリーと現実が重なることになりましたが、南富良野町は駅舎とロケセットを町の観光資源として今後も維持していくことを決めています。
駅の前には、劇中に登場した「だるま食堂」や「井口商店」、「平田理容店」といった建物も撮影当時の姿で残されています。また、映画に登場したディーゼルカー(キハ40形)の一部も展示されており、映画の世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。
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ファン必見!ぽっぽや資料館の展示内容
幾寅駅の駅舎内、かつての駅事務室が「鉄道員(ぽっぽや)ロケーション記念展示コーナー」として無料開放されており、映画ファンならずとも見ごたえのある品々が並びます。
高倉健さん着用衣装や貴重な小道具
- 駅長の制服とコート:乙松駅長が身につけていた制服やコート、ブーツが展示されており、その存在感から在りし日の姿が偲ばれます。
- 制帽や懐中時計:使い込まれた駅長の制帽や、時間を刻み続けた懐中時計など、映画の世界観を支えた小道具の数々を間近で見ることができます。
出演者のサインや思い出の写真パネル
壁には、撮影当時の貴重な写真パネルや、出演者たちのサイン色紙が所狭しと飾られています。
- サイン色紙:高倉健さんをはじめ、大竹しのぶさん、広末涼子さんらのサインが展示されています。
- 志村けんさんの軌跡:本作が唯一の映画出演となった志村けんさんのサインや、高倉健さんとのツーショット写真も見どころの一つです。一切笑いのない炭鉱夫役を演じた志村さんの、俳優としての一面を垣間見ることができます。
映画の世界観を再現したセット
駅事務室は、撮影時の雰囲気を色濃く残しています。
- 駅長室の机:乙松駅長の机の上には、高倉健さんの写真と美しい生花が飾られています。これは地元の「幾寅婦人会」の方々が、撮影当時から続くおもてなしの心で手入れを続けているものです。
- ミニチュア模型や小道具:撮影計画に使われた幌舞駅の精巧なミニチュア模型や、「だるま食堂」の暖簾、劇中で使用された時刻表なども展示されており、映画の感動を呼び覚まします。
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南富良野「ぽっぽや」資料館(幾寅駅)へのアクセス
幾寅駅は国道沿いに位置しており、比較的訪れやすい場所にあります。旅行計画の参考に、主なアクセス方法をご紹介します。
車でのアクセス
帯広市内からは車で約1時間強で到着します。富良野や旭川方面からのドライブ旅行の途中に立ち寄るのもおすすめです。
公共交通機関でのアクセス
鉄道の廃線に伴い、現在は代行バスが運行されています。最寄りのバス停は「幾寅駅前」で、駅の目の前です。ただし、バスの運行本数は限られるため、事前に時刻表を確認しておくとよいでしょう。利便性を考慮してレンタカーを利用する観光客も多いようです。
ぽっぽや資料館とあわせて楽しむ南富良野の周辺情報
せっかく南富良野を訪れるなら、周辺のスポットも楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 周辺の観光スポット:駅の近くには、美しい景観が広がる「かなやま湖」や「国設南ふらのスキー場」など、豊かな自然を満喫できる場所があります。
- 周辺のグルメ・レストラン:駅周辺には「よしみ食堂」や「なんぷてい」といった飲食店が点在しています。散策の後、地元の味を楽しめます。
まとめ
映画『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地である幾寅駅は、廃線という現実を乗り越え、今も映画の感動を伝え続ける聖地として多くのファンに愛されています。駅舎内の資料館には、高倉健さんが着用した衣装や貴重な小道具、出演者のサインなどが大切に展示されており、その世界観に深く浸ることができます。
資料館は9:00から17:00まで見学できると言われていますので、時間を計画して訪れるのがおすすめです。訪問前にもう一度映画を観返しておくと、感動が何倍にもなるかもしれません。北海道・南富良野への旅行計画を立てる際に、この記事が参考になれば幸いです。
『鉄道員(ぽっぽや)』を何度でも見返したい方へ
幌舞駅に刻まれた時間と、健さんの瞳の奥の余白まで。冬の情景を、何度でも盤で。
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