北海道出身の俳優、大泉洋さんが主演を務める映画『探偵はBARにいる』シリーズは、札幌市中央区の歓楽街、すすきの(ススキノ)を主な舞台としています。探偵と相棒・高田(松田龍平さん)の個性的なコンビが、時にコミカルに、時にシリアスに事件に挑む姿は、シリーズを通して多くのファンを魅了してきました。
この映画の大きな魅力の一つは、狸小路や路地裏といったすすきの界隈の情景がリアルに活写されている点です。本記事では、大泉洋さん演じる探偵の気分になりきって、彼らが愛したバーやグルメスポット、そして札幌の街の象徴的な場所を巡る聖地巡礼の旅をご紹介します。
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探偵のホームグラウンドとマスターの存在
探偵が「夜は大抵BARケラーオオハタにいる」と言うように、物語の中心となるのが、彼が根城にするバー「ケラーオオハタ」です。実はこのバーは架空の店で実在しませんが、その世界観を支える重要なスポットは、すすきの周辺に存在しています。
探偵が信頼を寄せるマスターの店「SAKE BAR かまえ」
探偵の行きつけの店「ケラーオオハタ」のマスター役を第1作から務める俳優、桝田徳寿さんが実際に店主を務めるのが、「SAKE BAR かまえ」です。場所は狸小路6丁目、ホテルサンルートの1階にあり、キュートなマンボウの看板が目印です。
こちらでは、作中では寡黙な役どころだった桝田さんご本人から、映画の裏話や「初めてポスターに名前が載り嬉しかった」という秘話などを聞くことができるかもしれません。料金システムは嬉しいことにチャージ料金なしで、ビールやサワーなどメニューの多くはワンコイン(500円)とされています。立ち飲み気分で気軽に立ち寄れる雰囲気も魅力です。
映画の世界観を支えた「Bar一慶」
もう一つ、映画の「聖地」として知られているのが「Bar一慶」です。このお店は、シリーズでバーシーンの監修などを行ったマスターのお店としてファンの間で注目されています。すすきの駅から歩いて数分の雑居ビルの中にあり、インターホンを押して案内を受けてから入店するスタイルとされています。
チャージやタックス(サービス料)はかからないシステムで、1杯2,000円前後から楽しめるようです。ここでは、大泉さんや松田さんも訪れた北海道ならではのお酒、例えば余市や島梟などを味わうことができます。中には、海底で熟成させたウイスキーの飲み比べを試すことができるなど、ユニークな体験も提供されているようです。
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探偵と高田が愛した札幌グルメのロケ地
狸小路で味わう昔ながらの味「三角山 五衛門ラーメン」
第1作で、探偵と高田が仲良くラーメンをすすっていたのが、狸小路9丁目にある「三角山 五衛門ラーメン」です。札幌はラーメンの激戦区ですが、この店は屈指の人気を誇り、昼時には行列ができることもあるようです。
看板メニューは、創業時から変わらないあっさりとした「しょうゆラーメン」(650円)です。豚と鶏ガラに鮭ブシを加えた和風スープと、中細の自家製麺、シンプルな具材が、どこか懐かしい味わいを醸し出しています。店内は木製の引き戸や窓がレトロな雰囲気を持ち、壁には出演者のサイン色紙が飾られているため、ラーメンを待つ間に確認してみるのも楽しみの一つですね。
異国情緒あふれる第2作のクライマックス舞台「KOPITIAM」
第2作で、探偵が事件の意外な真相を知るクライマックスシーンの舞台となったのが、狸小路7丁目のシンガポール料理店「KOPITIAM(コピティアム)」です。
店内はキラキラとして真っ赤な装飾が目を引く、異国感たっぷりの空間です。メニューは薬膳スープ「バクテー」や「ハイナンチキン」など多彩で、特に甘辛いピーナッツソースが添えられた串焼き「サテ」(鶏または羊)は、タイガビールとも相性が良いとされています。この雑多で活気ある雰囲気を追体験できるのが、ロケ地探訪の醍醐味でしょう。空いていれば、店奥にあるという「探偵席」で記念撮影をするのも良い思い出になるかもしれません。
路地裏の熱気を伝える「焼き鳥やむや」と「ラーメンねるら」
第2作で探偵が謎の集団に襲われるアクションシーンが撮影されたのは、すすきのから少し離れた市電が走る南1条通の路地裏です。その路地裏に隣接する築80年の長屋にあるのが、「焼き鳥やむや」と「ラーメンねるら」です。
「やむや」は昼はテイクアウト専門店として、夜は焼き鳥居酒屋として営業しています。自慢は、祖父から受け継いだという40年モノの秘伝のタレで仕上げる炭火焼き鳥です。一方、「ねるら」では、豚骨鶏ガラと五つの魚介のWスープの「正油ラーメン」が人気です。これらの店主から、夜通し行われたというアクションシーンの撮影の熱気を直接聞くことができるかもしれません。
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すすきのの夜景と再開発の現在地
シリーズの顔、賑わいの中心「すすきの交差点」
第2作のサブタイトルにもなっている「すすきの交差点」は、映画の随所に登場する、まさにシリーズの「顔」ともいえる場所です。昼夜問わず多くの人で賑わう中心街であり、交差点の角にあるすすきのビルの、有名なニッカウヰスキーの「キング・オブ・ブレンダーズ」の巨大なネオン看板は、札幌の夜を鮮やかに彩っています。ここは札幌の都市観光の魅力そのものであり、ここで立ち止まり、夜のネオンを眺めれば、映画の雰囲気に浸ることができるでしょう。
劇中の場所から生まれ変わった「ラフィラ跡地」の今
かつてすすきの交差点の角に位置していた商業施設「ススキノラフィラ」は、老朽化や耐震性の問題から2020年5月に閉店し、解体されました。このラフィラがあった場所(南4条西4丁目)は、都心の活性化を担う「すすきの交流拠点」として再開発が進められ、現在はCOCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)として複合ビルに生まれ変わっています。
この再開発によって、このエリアは地下鉄や市電、バスなどの交通の結節点としての機能を強化し、商業や宿泊機能が導入された複合的な土地利用が図られています。特に5階から7階にはTOHOシネマズが入居しており、これは映画のロケ地巡りだけでなく、札幌で映画を楽しむ新たな拠点ともなるでしょう。
巡礼の仕上げに立ち寄りたい場所
映画の資料が揃う「北の映像ミュージアム」
ロケ地探訪の締めくくりにぴったりなのが、ホテルさっぽろ芸文館1階にある「北の映像ミュージアム」です。ここでは、北海道をロケ舞台とした映画の資料やポスター、貴重なグッズが多数展示されています。
もちろん、『探偵はBARにいる』シリーズに関する「お宝」も展示されています。例えば、第2作のオリジナルロケ地マップ(公開当時に限定発売されたもの)を閲覧することができます。また、このミュージアムが入るホテルの地下駐車場も、第1作の意外なシーンに登場したことがあるとされています。入場は無料ですので、映画の世界観をより深く理解するのに役立つかもしれません。
まとめ
探偵の聖地巡礼は、物語の世界に触れるだけでなく、札幌市、特にすすきのという街の歴史と活力を肌で感じる旅でもあります。路地裏のディープな空気感から、再開発で変わりゆく交差点の賑わいまで、さまざまな側面を楽しめるでしょう。
大泉洋さんや松田龍平さんが実際に歩いた通りを辿りながら、札幌の美味しいグルメを堪能し、夜にはネオン輝く交差点を見上げてみてください。きっと、映画への愛着が一層深まることでしょう。旅の計画を立てる際は、各店舗の最新の営業時間や定休日(やむや・ねるら、KOPITIAM、五衛門ラーメンなど、曜日によって変動する場合があるため)を事前にご確認いただくと安心です。
ロケ地マップなどの情報も、映画の特設サイトや札幌市の観光情報アプリで公開されていたことがあるようですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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