1983年に公開され、多くの人々に感動を与えた映画『南極物語』は、日本の南極観測隊と樺太犬たちの絆を描いた名作です。物語の主要な舞台は南極や、その代わりとして使われたカナダの極地でしたが、観測隊員たちの出発や帰還、そして犬たちとの深い関わりを描く上で、北海道は非常に重要なロケ地となりました。
ここでは、高倉健さんが演じた隊員の足跡をたどる稚内の秘境駅や、タロ・ジロゆかりの地など、北海道に残る映画の軌跡をご紹介します。
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稚内市:物語の情緒を伝える「抜海駅」
映画『南極物語』の日本国内における最も象徴的なロケ地の一つが、北海道稚内市にある抜海(ばっかい)駅です。この駅は、高倉健さんが演じた潮田暁隊員が降り立つ原野の中の駅として登場しました。
サロベツ原野に佇む「最北の秘境駅」
- ロケーションの魅力: 抜海駅はサロベツ原野に位置し、「最北の秘境駅」としても全国の鉄道ファンや映画ファンに知られています。広大な牧草地や原野の風景が広がり、天候が良い日には海越しに利尻岳(利尻富士)を望む感動的なロケーションが特徴です。
- 歴史と現状: この駅は1924年(大正13年)に開業し、映画のロケに使われた歴史ある木造駅舎が今も現存しています。しかし、近年は乗客の減少(過去5年間で1日の平均利用者は2.2人とされています)を理由に、廃止の意向が示されています。地元稚内市による維持管理費の負担も終了したため、早ければ2025年3月31日にも廃止される可能性があるという声が上がっており、映画ファンや旅好きの間で存続を惜しむ声が多く聞かれます。
- アクセス情報: 抜海駅の所在地は北海道稚内市抜海村クトネベツで、稚内空港からは車で約20kmほどの距離にあります。
稚内市と観測隊員たちの縁
映画のロケ地として稚内市が選ばれた背景には、稚内市役所が映画製作の支援に名を連ねていたことや、当時の稚内市長であった浜森辰雄氏ご本人が映画に稚内市長として出演している という協力体制があったことがうかがえます。
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札幌市:タロ・ジロの帰還地「北海道大学」
映画のストーリー上、北海道は樺太犬たちと深い関わりを持つ場所として描かれています。特に、生還した樺太犬タロは、帰国後に札幌市にある北海道大学と密接な繋がりを持ちました。
タロの余生と現在の展示
- 飼育の場: 映画のモデルとなったタロは、南極から帰国した後、北海道大学植物園で飼育されたとされています。
- 永遠の姿: 現在、北海道大学にはタロの剥製が展示されているという情報があります。北海道大学は映画のストーリー上の舞台の一つとしてもロケが行われた場所であり、この場所を訪れることで、奇跡的な生還を果たしたタロの歴史に触れることができるでしょう。
- 樺太犬研究の拠点: また、映画の登場人物である古館教授(樺太犬研究の第一人者)のモデルは、北海道大学教授であった犬飼哲夫氏とされており、北海道が日本の南極観測における犬ぞり隊の結成や、犬の生態研究において重要な役割を担っていたことがわかります。
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北海道ゆかりの樺太犬たち
映画に登場する樺太犬の中にも、北海道と関連する名前を持つ犬たちがいます。
- 比布(ぴっぷ)のクマ: TBSドラマ『南極大陸』(2011年)の登場犬で、映画『南極物語』と同様に実話を原案としている作品ですが、この犬は北海道上川郡比布町で育ったという設定で描かれています。
- 紋別のクマ: 映画の登場犬として、紋別という地名が名前に入った犬も挙げられています。
これらの事実は、映画の根幹をなす樺太犬の物語において、北海道各地が犬ぞり文化や観測隊への犬の提供地として、精神的・地理的に重要な役割を果たしていたことを示唆しています。
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まとめ
映画『南極物語』のロケ地巡りにおいて、北海道は、厳しくも美しい自然の中で隊員たちが極地へ旅立つ直前の感情や、帰還後の犬たちの足跡をたどるための、欠かせない場所となっています。
稚内市の広大な原野に佇む抜海駅は、映画の感動的なシーンを今に伝える貴重な舞台であり、その存廃が注目される今だからこそ、訪れる価値があるかもしれません。また、北海道大学に保存されているタロの剥製は、極限の環境で生き抜いた動物たちの奇跡を静かに語りかけてくれるでしょう。
北海道の雄大な自然の中を巡りながら、映画の背景にある人間と動物の絆、そして日本の観測隊の歴史に思いを馳せる旅は、映画への理解を一層深める体験となることでしょう。
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