2012年に公開された映画『しあわせのパン』は、北海道・洞爺湖の美しい四季を背景に、観る人の心を温める物語として多くのファンを魅了しました。東京から洞爺湖のほとりにある小さな町「月浦」に移住し、パンカフェ「マーニ」を営む水縞りえ(原田知世)と尚(大泉洋)夫婦。
彼らと、店を訪れる様々な事情を抱えた客たちとの交流が描かれています。この映画のロケ地となった洞爺湖周辺は、まさに作中と同じようにゆったりとした時間が流れ、訪れる人々に癒しをもたらす場所です。
主演の原田知世さんも大泉洋さんも、撮影を通じて北海道の美味しい食べ物に舌鼓を打ったというエピソードもあり、映画の世界を巡る旅は、心もお腹も満たされることでしょう。
ここでは、ファンにとっての聖地であるカフェ「マーニ」の実際のロケ地をはじめ、月浦エリアのおすすめスポットをご紹介します。
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映画の舞台「カフェマーニ」のモデル、実在する「ゴーシュ」の魅力
映画『しあわせのパン』で原田知世さん演じるりえさんと大泉洋さん演じる尚さんが営んでいたパンカフェ「マーニ」。そのロケ地として使用されたのが、洞爺湖町月浦にあるカフェ「ゴーシュ」です。
洞爺湖畔から少し離れた静かな隠れ家
ゴーシュは、洞爺湖から少し離れた、緑豊かな場所にひっそりと佇むロッジ風の建物です。劇中の「マーニ」のように、自然に抱かれた静かな空間が最大の魅力です。
夫婦が営むカフェという設定ですが、作中で尚を演じた大泉洋さんは、台詞が少ないながらも妻りえを優しく見守り続ける水縞くんの心情を演じるのは切なかったと語っています。
また、りえを演じた原田知世さんも、月浦での出会いや夫の根気強い見守りによって、心の奥の鍵が少しずつ開いていく様子を大切に演じたそうです。そんな温かい物語の雰囲気がそのまま残るような、落ち着いた空間が広がっています。
提供されるメニューは、こだわりのコーヒーとドライフルーツケーキなどが評判です。口コミの傾向として、訪れた人々は、コーヒーの香りに包まれながら静かで穏やかな時間を過ごせたと感じている方が多く見られます。日常の喧騒から離れ、ふっと肩の力が抜けるようなひとときを過ごすことができる場所でしょう。
「パンカフェ」ではない? 訪問時に知っておくべき注意点
映画で「パンカフェ」として登場したため、パンを期待して訪れる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在の「ゴーシュ」は主にカフェメニューを提供しており、パンの販売は行っていないという声が聞かれます。
また、このカフェは、静かで特別な空間を守るために、いくつかの厳格なルールを設けています。
- 建物や店内、携帯電話を含む電子機器の使用は一切禁止されています。
- 12歳以下のお子様の入店は不可とされています。
ゴーシュは「個人宅」としての性質もあるため、建物の撮影禁止や店内での撮影禁止は、訪れる人々がその場の静謐な雰囲気を守るための大切な配慮です。もし訪れる際は、ルールを尊重し、静かにコーヒーの味や、目の前に広がる洞爺湖の神秘的な景色を眺めて過ごすのがおすすめです。
営業時間や定休日は不定期で変更となる場合があるため、訪問前には最新の情報をホームページなどで確認しておくと安心です。
店舗情報(ゴーシュ)
| 住所 | 北海道虻田郡洞爺湖町月浦150番地2 |
|---|---|
| アクセス(車) | 札幌中心部から国道230号経由で約2時間 |
| 駐車場 | 有り(4台) |
| 定休日/営業時間 | 不定休/未定(事前に要確認) |
| 料金 | 店舗利用は有料 |
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月浦エリアで見つける「しあわせ」を巡るスポット
映画の主要な舞台となった月浦は、洞爺湖の西部にある静かな地区です。このエリアには、映画にちなんだスポットや、洞爺湖の自然を満喫できる魅力的なお店が点在しています。
映画にも登場した石窯パンの店「ラムヤート」
月浦のエリアには、ゴーシュとは別に、映画にも登場した自家製天然酵母の石窯パンの店「ラムヤート」があります。ラムヤートは「とうや水の駅」の向かいにあり、古い一軒家を改装した建物が作中でアトリエとして使われていました。
北海道産の小麦や近郊で採れた材料を使用し、砂糖を使わない無添加の石窯焼きパンが特徴です。噛むほどに味わいが増す素朴なパンは、多くのファンに愛されています。また、「エジプト塩パン」などユニークなパンも人気です。
ラムヤートにはカフェとギャラリーも併設されており、パンとコーヒーをゆったりと楽しんだり、地元の作家さんの作品を鑑賞したりすることもできます。
ただし、ラムヤートも冬期間は休業していたり、営業日が変更になったりすることがあるため、事前に確認してから訪れるのが望ましいでしょう。
湖を望む新名所「しあわせの鐘」
映画の大ヒットにちなんで、洞爺湖町月浦のオートキャンプ場「グリーンステイ洞爺湖」には、「しあわせの鐘」が設置されました。
この鐘は、訪れた人が「自分や大切な人の幸せを願いながら鐘を鳴らしてもらう」ことを目的としたロケ地来訪の思い出作りの場とされています。直径40センチ、重さ40キロの真ちゅう製の鐘が、町花であるスミレをあしらった支柱に取り付けられています。洞爺湖を眺められるこのスポットは、ドライブの休憩やロケ地巡りの記念に立ち寄るのにぴったりです。
スポット情報(しあわせの鐘)
| 設置場所 | グリーンステイ洞爺湖内(洞爺湖町月浦56番地) |
|---|---|
| 交通 | 札幌中心部から車で約2時間(国道230号経由) |
| 料金 | 入場料なし(キャンプ施設利用は有料) |
ガラスアートに触れる「glass cafe gla_gla」
ゴーシュから約1kmほどの場所には、glass cafe gla_gla(グラスカフェ グラグラ)があります。ここは、映画の中で「地獄耳の陽子さん」の作品として登場したガラス製品が作られ、展示・販売されている場所です。
繊細で個性的なガラス作品は、お土産にも最適です。また、ここでは吹きガラス体験なども行っているので、時間があれば、自分だけのオリジナル作品づくりに挑戦してみるのも良い思い出になるでしょう。
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『しあわせのパン』が伝えるメッセージ
原田知世さんと大泉洋さんが主演したこの作品は、北海道の美しい自然と美味しい料理を通じて、人々のつながりや「幸せとは何か」を静かに問いかけます。
この映画のテーマは、誰かと分かち合いながら共に生きていくことの素晴らしさです。作中のりえさんのように、心の奥に抱えていた不安も、夫の尚さんのように粘り強く見守ってくれる存在や、月浦での新しい出会いによって、少しずつ溶けていくことがあります。
私たちは人生の中で、深い森を歩いているような苦しい時期に直面することもあるかもしれません。しかし、作中の夫婦や、彼らを訪れる人々がそうであったように、その経験が自分自身を強くし、他人にも優しくなれる機会を与えてくれる可能性があります。主演のお二人も、この映画には、日々のストレスやイライラが軽くなり、肩の力が抜けるような効果がある、と感じていました。
映画のロケ地を巡ることは、単に場所を訪れるだけでなく、北海道の壮大な自然の中で、物語が伝えたかった温かさや、人とのつながりの大切さを改めて感じ取る旅となるでしょう。
まとめ
洞爺湖畔の月浦エリアは、映画『しあわせのパン』のロケ地であるカフェ「ゴーシュ」を中心に、穏やかで心豊かな時間を過ごすことができる魅力的な場所です。
もし、映画の温かい雰囲気をそのまま体験したいなら、静かなカフェでコーヒーを味わうことはもちろん、湖畔の美しい景色をゆっくりと眺めてみてください。そして、ロケ地を巡る際には、住民の方々の生活や、カフェが大切にしているルールを守り、節度ある行動を心がけることが、素敵な旅の思い出につながります。
北海道の雄大な自然の中で、映画の登場人物たちがそうしたように、美味しいものを味わい、愛する人や大切な人との時間を慈しむ。そんな「しあわせ」を探しに、洞爺湖・月浦を訪れてみてはいかがでしょうか。
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