雪深い終着駅に一人立ち続ける、鉄道員の背中。高倉健さん主演の名作映画『鉄道員(ぽっぽや)』で描かれたあの情景は、今も多くの人の心に残っているのではないでしょうか。物語の舞台となった「幌舞駅」は、北海道・南富良野町に実在する「幾寅駅」がロケ地となりました。
2024年春にJR根室本線の一部区間が廃線となり、「鉄道で行けなくなったのでは?」「駅舎はもうないの?」といった不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、映画の世界観を伝える駅舎や町並みは、今も大切に保存されています。
この記事では、廃線後の現在の幾寅駅の様子と、札幌・旭川・富良野といった主要な出発地からの車・公共交通機関を使った詳しいアクセス方法を分かりやすくまとめました。周辺の観光情報もあわせてご紹介しますので、安心して聖地巡礼の旅を計画できます。あの感動の舞台を、訪れてみたいと思いませんか?
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映画『鉄道員』の世界が今も息づく、幾寅駅(幌舞駅)
幾寅駅は、訪れる人々を温かく迎え入れ、映画の世界へと誘ってくれます。廃線という時を経てもなお、その魅力は色褪せることがありません。
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廃線後も大切に残る駅舎とロケセット
2024年4月1日をもってJR根室本線の富良野~新得間が廃止され、幾寅駅は鉄道駅としての役目を終えました。しかし、映画のロケ地として使われた木造の駅舎は今も健在です。駅の入口には、映画のファンにはたまらない「幌舞駅」の看板が掲げられています。
駅前には、劇中に登場した「だるま食堂」や「ひらた理容店」といった建物も保存されており、まるで映画のワンシーンに入り込んだかのような感覚を味わえます。公開から時が経ち、建物には少しずつ年月が感じられますが、それもまた味わい深い魅力の一つと言えるでしょう。
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駅舎内の展示コーナーで物語の世界に浸る
駅舎の中は待合室になっており、その一角に「鉄道員(ぽっぽや)展示コーナー」が設けられています。ここでは、撮影で実際に使われた衣装や、架空の駅名が書かれたサボ(行先標)などの小道具が展示されています。
壁には写真が飾られ、映画のダイジェスト映像も常時放映されているため、訪れた人は在りし日の健さんの姿を偲びながら、物語の世界に深く浸ることができます。入場は無料とのことです。
なお、トイレは駅舎にはなく、隣接する「南ふらの情報プラザ」の施設を利用する形になります。この情報プラザでは、記念きっぷなどが販売されていることもあるようです。
【出発地別】幾寅駅へのアクセス方法
鉄道が廃止された現在、幾寅駅への主なアクセス方法は「車」または「バス」となります。富良野エリアはもともと公共交通機関の便数が少ないため、事前に計画を立てることが大切です。
車でのアクセス:自由度の高い旅をしたい方へ
レンタカーなどを利用すれば、時間を気にせず自分のペースで周辺観光も楽しめます。
- 札幌からの行き方 道央自動車道と道東自動車道を利用し、トマムICで降りるルートが一般的です。
- 所要時間:約2時間15分~2時間45分
- 総距離:約167km
- 高速料金(ETC):普通車で3,800円が目安と言われています。
- 旭川からの行き方 国道237号線と38号線を通るルートです。
- 所要時間:約2時間15分
- 総距離:約99km
- 富良野からの行き方 国道38号線を南下するルートです。
- 所要時間:約45分
- 総距離:約41km
- 主要空港からの所要時間目安
- 新千歳空港から:高速道路利用で約1時間40分
- 旭川空港から:一般道で約2時間
- とかち帯広空港から:一般道で約1時間50分
公共交通機関でのアクセス:雪道の運転が不安な方へ
2024年4月1日以降、鉄道廃止に伴いバス路線が再編・新設され、富良野方面や帯広・旭川方面からのアクセスが確保されています。
- 富良野駅からの行き方 ふらのバス「西達布線」が幾寅駅最寄りの「道の駅 南ふらの」まで延伸されました。
- 運行本数:1日6往復に増便されています。
- 所要時間:約1時間5分~1時間10分程度。
- 旭川駅・帯広駅からの行き方 都市間バス「ノースライナー」が便利です。旭川と帯広を結ぶこのバスは「道の駅 南ふらの」に停車します。
- 注意点:予約制のため、事前の予約が必要です。
- 鉄道廃止に伴い増便され、利便性が向上しています。
- 札幌・新千歳空港からの行き方 直通の公共交通機関はないため、乗り換えが必要です。
- 札幌駅から高速バスで富良野駅へ向かい、上記のふらのバス「西達布線」に乗り換える。
- 新千歳空港からは、富良野市内ホテルまで行く予約制の直行バスなどを利用して富良野へ向かい、そこから路線バスに乗り換える。
幾寅駅とあわせて巡りたい南富良野の観光スポット
- かなやま湖 ダムによってできた人造湖で、夏はカヌーやラフティング、冬はワカサギ釣りが楽しめます。四季折々の美しい景観が魅力です。
- 道の駅 南ふらの 幾寅駅のすぐ近くにあり、バスの交通結節点にもなっています。特産品を購入したり、食事や休憩をしたりするのに便利です。
- アウトドア・アクティビティ 南富良野の広大な自然を活かしたラフティングやサイクリングなどの体験ツアーも人気があります。
まとめ:旅の計画を立てて、あの感動の舞台へ
映画『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地である幾寅駅は、鉄道が廃線となった今も、映画の世界観を色濃く残す貴重な場所として多くのファンを迎えています。
アクセス方法は、自由度の高い車(レンタカー)や、整備されたバス路線を活用すれば公共交通機関での訪問も可能です。札幌、旭川、富良野といった主要都市からのルートも複数考えられますので、ご自身の旅のスタイルに合わせて選ぶことができます。
この記事でご紹介したアクセス情報や周辺スポットを参考に、あなただけの素敵な聖地巡礼の旅を計画してみてはいかがでしょうか。
『鉄道員(ぽっぽや)』を何度でも見返したい方へ
幌舞駅に刻まれた時間と、健さんの瞳の奥の余白まで。冬の情景を、何度でも盤で。
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