雪深い北海道の終着駅を舞台に、実直な鉄道員(ぽっぽや)の人生を描いた映画『鉄道員(ぽっぽや)』。
高倉健さん演じる主人公・佐藤乙松の姿や、心温まる奇跡の物語に涙した方も多いのではないでしょうか。映画公開から時が経ち、「あの美しい風景が広がるロケ地は今どうなっているのだろう」「広末涼子さんや吉岡秀隆さんら、豪華キャストの撮影裏話が知りたい」と感じているかもしれません。特に、
物語の舞台となった幌舞駅が廃線になったと聞き、訪れることができるのか不安に思う方もいるでしょう。
この記事では、そんなあなたの疑問や期待にお応えします。ロケ地となった「幌舞駅」の現在の様子から、キャストたちの心温まる撮影秘話、そして聖地巡礼を計画するための具体的な情報までをまとめました。映画の世界に浸る旅へ出かけてみませんか?
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映画『ぽっぽや』のロケ地「幌舞駅」は今も訪れることができる
映画の感動的なシーンが撮影された「幌舞駅」。そのモデルとなったのは、北海道空知郡南富良野町にあるJR根室本線の「幾寅駅(いくとらえき)」です。
映画のストーリーと同じく、この駅を通る路線は2024年3月末に廃線となりましたが、ご安心ください。地元の方々の熱い思いにより、駅舎や撮影で使われたロケセットは今後も維持・保存されることが決まっています。駅舎には今も劇中名である「幌舞駅」の看板が掲げられており、映画公開から25年近く経った今でも、国内外から年間4万人ものファンが訪れる人気の観光地となっています。
聖地巡礼で訪れたい見どころスポット
駅舎(幌舞駅)と貴重な展示品
駅舎に一歩足を踏み入れると、そこはまるで映画の記念館のようです。中には、高倉健さんが劇中で着用した「駅長のコート」をはじめ、小道具や関連する品々が展示されています。ホームに出て、乙松のように静かに佇んでみれば、映画の情景が目に浮かぶかもしれません。
撮影のために建てられたロケセット
駅の周辺には、撮影のためだけに建てられた「だるま食堂」「井口商店」「平田理容店」の3つのセットが今も残されています。これらのセットは撮影終了後に取り壊される予定でしたが、「どうしても残したい」という町役場の強い熱意によって保存が決定したという経緯があります。雪深い北海道の気候に耐え、今も訪れる人々を映画の世界へといざなってくれます。
キャストたちが植樹した記念の木
撮影協力へのお礼として、監督の降旗康男さん、高倉健さん、小林稔侍さんが記念に植樹したブンゲンストウヒの木も、駅舎のそばに今も聳え立っています。25年間、ずっと駅を見守り続けてきたこの木は、聖地巡礼の記念撮影にもぴったりの場所です。
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広末涼子、吉岡秀隆も出演!『ぽっぽや』豪華キャストと撮影裏話
主演・高倉健と主人公・乙松の重なる生き様
高倉健さんにとって、本作は『動乱』以来19年ぶりの東映作品への出演でした。当初は出演に乗り気ではありませんでしたが、旧知の製作スタッフたちが定年を迎えるにあたり、健さんとの仕事を熱望していると聞いて参加を決意したと言われています。
劇中で主人公の乙松は、娘や妻の死に目に会えずとも駅に立ち続けます。奇しくも健さん自身も、過去の映画撮影中に母親の訃報を受けても現場を離れなかった経験があり、その姿は乙松の生き様と深く重なります。また、劇中で妻・静枝(大竹しのぶ)が口ずさむ「テネシーワルツ」は、健さんのかつての妻である故・江利チエミさんの代表曲。
この曲の使用について健さんは当初ためらいを見せましたが、「個人的なことが入っていてもいいじゃないか」という監督の説得で実現したというエピソードも残されています。
当時19歳の広末涼子が演じた雪子役
物語の鍵を握る重要な役どころ、主人公の娘・雪子を演じたのは、当時19歳だった広末涼子さんです。成長した娘が幻となって父の前に現れるというファンタジックな展開は、物語にささやかな奇跡と深い感動をもたらしました。清らかな雪景色の中、広末さんが見せた透明感あふれる演技は、今も多くのファンの心に焼き付いています。
吉岡秀隆と高倉健の特別な縁
同僚の息子・杉浦秀男役で出演した吉岡秀隆さん。実は、高倉健さんとは本作が初共演ではありません。1980年公開の映画『遙かなる山の呼び声』で、吉岡さんは高倉健さん演じる主人公に懐く少年役として共演しており、深い縁で結ばれていました。
志村けんを動かした高倉健からのメッセージ
炭鉱夫の酔っ払い役で印象的な演技を見せた志村けんさん。普段はコントを大切にするため映画出演を断り続けていましたが、憧れの高倉健さん本人から自宅の留守番電話に直接出演依頼のメッセージが残されていたことで、出演を決意しました。
マイナス20度にもなる極寒のロケ現場でしたが、志村さんと高倉さんのアドリブを交えた演技は、現場に熱気をもたらしたそうです。志村さんの迫真の酔っ払い演技は、まさに独壇場だったと語り継がれています。
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ロケ地「幾寅駅」へのアクセスについて知っておきたいこと
聖地巡礼を計画する上で、アクセスは重要なポイントです。撮影キャメラマンの木村大作さんがイベントで訪れた際には、新千歳空港から列車と車を乗り継いで約4時間かかったとコメントしており、「本当に遠いな!」と感じたそうです。
北海道の広大さを実感できる距離ですので、訪れる際は、時間に余裕を持った旅行計画を立てることをおすすめします。アクセスの選択肢としては、レンタカーや公共交通機関がありますが、事前にルートや時刻表をしっかり確認しておくと安心です。
まとめ
映画『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地・幾寅駅は、廃線となった今も、地元の方々の愛情によって大切に守られています。高倉健さん、広末涼子さん、吉岡秀隆さんらキャスト陣の心温まるエピソードに思いを馳せながら聖地を巡れば、映画の世界をより深く、肌で感じることができるでしょう。
この記事が、あなたの素敵な旅行計画の参考になれば幸いです。
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