1965年の公開以来、高倉健さんの代表作として語り継がれる映画『網走番外地』シリーズ。雪深い北海道を舞台に繰り広げられる人間ドラマは、今なお多くのファンを魅了し続けています。
映画の世界に浸るためにロケ地を訪れたいと考えても、実際の撮影場所は網走市内だけでなく、意外な遠方にも点在しており、位置関係が少し複雑です。この記事では、主軸となる網走市内のスポットから、知る人ぞ知る遠方の撮影地まで、その距離感や見どころを整理してご紹介します。
往年の名作が映し出した景色を、地図を広げるような感覚で一緒に辿ってみましょう。
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網走刑務所と博物館 網走監獄
シリーズの象徴ともいえる「網走刑務所」。映画の舞台となったこの場所は、物語の出発点として欠かせないスポットです。撮影当時、実際の刑務所の正門前などで外観のロケが行われたとされています。
現在の見学スポット
現在、当時の刑務所建造物の多くは、天都山の中腹にある「博物館 網走監獄」に移築・復原され、保存公開されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正門と石碑 | 博物館の正門前には、「映画『網走番外地』撮影地の碑」が建立されています。これはシリーズの石井輝男監督の功績を称えるもので、ファンにとっては重要な記念撮影スポットといえるでしょう。 |
| 舎房と懲罰房 | 博物館内では、映画のシーンを彷彿とさせる「放射状平屋舎房」や、主人公・橘真一が収監される独居房に近い雰囲気の空間を見学できると評価されています。 |
実際の網走刑務所(現役の施設)と、観光施設である博物館は場所が異なります。両者は網走川を挟んで数キロ離れた位置関係にあるため、移動の際は注意が必要です。
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「網走駅」として撮影された二つの駅
映画の冒頭、橘真一が列車から降り立つ印象的な「網走駅」のシーン。実は、この撮影には網走駅そのものではなく、市内にある別のローカル駅が使われたと言われています。ロケ地として有力視されているのが、JR釧網本線の「藻琴駅」と「北浜駅」です。
藻琴駅(もことえき)
第1作目の冒頭シーンなどで使用されたとされる駅です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 開業当時の面影を残す木造駅舎があり、映画に映る駅の屋根の形や、当時の雰囲気がよく似ているという声があります。 |
| 楽しみ方 | 駅舎内には喫茶店「トロッコ」が併設されており、映画ファンや鉄道ファンが休憩に立ち寄る姿が見られます。 |
北浜駅(きたはまえき)
藻琴駅の隣に位置し、こちらもシリーズのロケ地として知られています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | オホーツク海に最も近い駅の一つとして有名で、ホームから海を一望できるロケーションが魅力です。 |
| 楽しみ方 | 駅舎内には喫茶店「停車場」があり、レトロな雰囲気の中で食事を楽しめるとされています。 |
位置関係と距離
両駅とも網走市街地から知床方面へ向かう国道沿いにあり、網走駅からは車や電車で20分〜30分ほどの距離感です。隣り合う駅同士なので、あわせて巡ることも難しくないでしょう。
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謎の行き先「オポチョッカ」と遠方のロケ地
シリーズ第4作『網走番外地 北海篇』などで登場する、主人公たちが目指す目的地「オポチョッカ(オボチョッペ)」。実はこの地名は架空のものであり、実際のロケ地は網走から大きく離れた場所にあるとされています。
士別市との関係
熱心なファンの調査や資料によると、この架空の町のシーンは、北海道北部の「士別市」周辺で撮影されたと言われています。士別市は網走市から直線距離でも100km以上、道のりにして約230kmも離れており、北海道の広大さを感じさせるエピソードです。
その他のロケ地
| 場所 | 内容 |
|---|---|
| 東京都新宿区 | 第1作の一部シーンは、北海道ではなく新宿の繁華街で撮影されたという記録が残っています。 |
| 北九州市若松区 | シリーズ第9作『悪への挑戦』では、高倉健さんの出身地に近い北九州市が舞台となり、若戸大橋などが登場しています。 |
このように、物語上の「網走周辺」として描かれているシーンでも、実際には道内の離れた場所や道外で撮影されているケースがあり、ロケ地マップを作る際はその広がりを意識すると面白いでしょう。
ロケ地巡りの移動手段と注意点
網走市内の主要ロケ地(博物館、各駅、岬など)を巡るには、それぞれの距離が離れているため、移動手段の計画が大切です。
移動手段の傾向
| 手段 | 内容 |
|---|---|
| バス | 「観光施設めぐり線」などのバス路線があり、網走駅、博物館網走監獄、天都山などを結んでいます。主要な観光スポットを効率よく回るのに役立つでしょう。 |
| 車・レンタカー | 北浜駅や能取岬(のとろみさき)など、郊外のスポットも含めて自由に回りたい場合は、車の方がスムーズだと考えられます。 |
季節の注意点
映画のイメージ通り、冬の網走は厳しい寒さに包まれます。特に海岸沿いの駅のホームなどは凍結して滑りやすくなることがあるため、足元の安全には十分な配慮が必要です。また、冬期間は日没が早いため、明るい時間帯に行動することをおすすめします。
まとめ
『網走番外地』のロケ地は、網走市内の象徴的な施設から、オホーツク海を望む小さな駅、さらには遠く離れた内陸の街まで、多岐にわたっています。
スクリーンの中で高倉健さんが見せた哀愁や力強さは、これら北海道の厳しい自然と、そこに根付く古い建物があってこそ際立っていたのかもしれません。
実際に現地を訪れ、冷たい風や潮の香りを感じることで、映画のワンシーンがより鮮やかに蘇ってくることでしょう。旅の際は、映画と現実の風景を重ね合わせながら、あなただけの「番外地マップ」を心の中に描いてみてはいかがでしょうか。
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