『北の零年』映画とロケ地の現在はどう違う?開拓の歴史をたどる旅

『北の零年』映画とロケ地の現在はどう違う?開拓の歴史をたどる旅 北の零年

2005年に公開された映画『北の零年』は、明治初期の北海道開拓という壮大なテーマに挑んだ、吉永小百合さん主演の感動作です。徳島藩・淡路島から厳しい北の大地へと移住を命じられた人々の苦難と希望を描いたこの物語は、全道各地で大規模なロケが行われました。公開から年月が経過した今、撮影地がどのようになっているのか、また映画と史実にはどのような違いがあるのかを紐解いてみましょう。

 

夕張市に作られた壮大なオープンセットの今

映画のメイン舞台として、最も大規模なロケセットが組まれたのは夕張市でした。物語の舞台は史実では静内(現在の新ひだか町)ですが、撮影の拠点はアクセスの良さや当時の市長による働きかけもあり、夕張に置かれました。

夕張市鹿島地区には、2ヘクタールもの広大な土地に開拓村が本建築で再現されました。神社や火の見櫓、時代の経過に合わせて進化する市街地のセットなど、当時の日本映画としては異例の作り込みだったとされています。

これらのセットの一部は、主演の吉永小百合さんの要望により、市内の「石炭の歴史村公園」にある「北の零年 希望の杜」へ移設・保存されました。しかし、2013年時点の情報では休館中とされており、内部の見学が可能かどうかは事前の確認が必要な状況です。かつての活気あるセットも、現在は静かに歴史を刻む場所へと変化しているようです。

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史実の舞台・新ひだか町と周辺のロケ地

映画の「入り口」となった史実の舞台、新ひだか町(旧静内町)や浦幌町には、開拓団の足跡を物語るスポットが点在しています。

ロケ地・史跡 所在地 映画・史実での位置づけ
直別海岸 浦幌町 移民船が上陸する印象的なシーンのロケ地です。実際に稲田家移民団が北海道に第一歩を記した場所の一つとされています。
小松原牧場 新ひだか町 吉永小百合さん演じる志乃が暮らした牧場のシーンは、北海道大学静内研究牧場で撮影されました。
開拓者集団上陸地 新ひだか町 実際の稲田家臣団が上陸したとされる場所には記念碑が建っており、現在でも当時の苦労を偲ぶことができます。

現在のこれらの場所は、映画のような荒涼とした原野ではなく、広大な牧場や穏やかな海岸線が広がる美しい景勝地となっています。史跡を巡るコースも提案されており、映画の余韻を楽しみながら北海道の豊かな自然を体感できるでしょう。

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映画のストーリーと歴史的な事実の違い

行定勲監督は、この作品を「入り口はノンフィクションだが、出口はフィクション」として構築しました。そのため、ドラマチックな演出として史実とは異なる展開もいくつか見られます。

特に大きな違いは、稲田家の当主(殿)の描き方です。映画では、廃藩置県により移住命令が反故になったことを告げると、すぐに帰国してしまう冷徹な人物として描かれています。しかし史実では、当主は領民を捨てずにその地に留まり、共に開拓に尽力したという記録が残されています。

また、渡辺謙さん演じる英明が消息を絶ち、数年後に全く異なる立場で再会するという展開も映画オリジナルの構成です。厳しい開拓の苦労は事実ですが、映画は現代の観客にも伝わるよう、バブル崩壊後の再生といったテーマを重ね合わせた翻案がなされているという見方もあります。

映画を観た人々の反応と現在の評価

『北の零年』を視聴した人々からは、さまざまな傾向の意見が寄せられています。

全体としては、北海道の厳しい自然を捉えた映像美と、豪華キャストによる重厚な演技を評価する声が目立ちます。特に、吹雪の中での過酷な撮影シーンや、当時の人々の不屈の精神に心を打たれたと感じる人が多いようです。

一方で、物語の展開については「救いがない」「展開が重苦しい」といった印象を持つ人も見受けられます。また、吉永小百合さんと渡辺謙さんの夫婦設定について、実年齢に基づいた違和感を指摘する声もあり、作品への没入感には個人差があることが伺えます。しかし、それらを差し引いても、明治という激動の時代を生き抜いた人々の力強さを伝える作品として、現在も根強い支持を得ているようです。

まとめ

映画『北の零年』の舞台をたどる旅は、スクリーンに映し出されたドラマと、現代に息づく北海道の穏やかな風景を重ね合わせる貴重な体験になります。夕張のセット跡や日高の牧場を訪れることは、単なる観光を超えて、かつてこの地を切り拓いた人々の息遣いに触れるような、心静まるひとときを提供してくれるかもしれません。

厳しい冬を越えて春に芽吹く大地のように、過去の足跡を辿りながら、現代を生きる私たちの活力を再確認する。そんなゆったりとした旅に出かけてみるのはいかがでしょうか。

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