2010年に公開され、多くの人の心を動かした映画『ハナミズキ』。一青窈さんの名曲をモチーフに、北海道から東京、ニューヨーク、カナダへと広がる10年の愛を描いたこの作品は、今なお根強い人気があります。特に、主人公の紗枝(新垣結衣さん)と康平(生田斗真さん)が青春時代を過ごした北海道・道東エリアには、映画の空気感が漂う美しい風景が広がっています。
今回は、釧路市や白糠町(しらぬかちょう)を中心に点在するロケ地と、あわせて楽しみたい周辺の観光情報をご紹介します。広大な道東の景色を眺めながら、映画の世界に思いを馳せる旅に出かけてみませんか。
▶ 小樽周辺のロケ地も一緒に巡りたい方へ
二人の原風景が残る「尺別・音別エリア」
物語の重要な舞台となる紗枝の実家や最寄り駅のシーンは、釧路市の西端に位置する音別町尺別(しゃくべつ)エリアで撮影されました。
思い出の坂道と「尺別駅」
紗枝の家の最寄り駅として登場したのが「尺別駅」です。映画では「積別(せきべつ)駅」という名前で描かれました。かつては実際に列車が停車する駅でしたが、現在は駅としての営業を終了し、信号場として利用されているといわれています。
駅舎自体は残っており、周囲には荒涼とした原野が広がる独特の雰囲気があります。駅周辺は静かな場所で、映画の中で二人が雪道を歩いたような、どこか懐かしく寂しげな風情を感じることができるでしょう。
紗枝と母が暮らした家
尺別駅からほど近い場所には、紗枝と母・良子(薬師丸ひろ子さん)が暮らした家のセットとなった建物があります。海を望む丘の上に建つこの家は、映画の象徴的な風景の一つです。公開から時間が経過しているため、現在は建物がかなり老朽化し、廃墟のようになっているという情報があります。
以前は見学できた時期もあったようですが、現在は管理状況が変わっている可能性があるため、敷地外から静かに眺めるなど、節度を持った訪問が望ましいでしょう。風の強い場所にあるため、建物の傷み具合に年月の流れを感じるかもしれません。
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康平の暮らしを感じる「白糠(しらぬか)エリア」
漁師である康平の生活圏として描かれたのが、釧路市の隣にある白糠町です。
再会の舞台「白糠駅」
康平たちの通学風景や、紗枝との再会シーンなどで登場したのが「白糠駅」です。作中では「白幌(しらほろ)駅」とされていました。駅のホームや跨線橋からは、白糠の町並みや太平洋を遠くに望むことができます。駅周辺は現在工事などで景観が変わっている部分もあるようですが、映画の面影を探して歩いてみるのも楽しいものです。
夜の語らい「西庶路駅」
白糠駅から釧路方面へ少し進んだところにある「西庶路(にししょろ)駅」は、映画内で「丹別駅」として登場しました。夜のホームで紗枝と康平がベンチに座って語り合うシーンが印象的ですが、実際にはホームにベンチは設置されていないようです。無人駅ならではの静寂があり、映画のような夜の静けさを想像してみるのも一興です。
港町の風情と「道の駅 しらぬか恋問」
康平の職場である漁港のシーンは「白糠港」で撮影されました。漁業が盛んなこの町ならではの活気と、海風を感じられるスポットです。観光の休憩には、国道38号線沿いにある「道の駅 しらぬか恋問(こいとい)」がおすすめです。
ここには「恋問海岸」というロマンチックな名前の海岸が広がり、映画のロケ地にもなりました。館内では、炭火焼きの香ばしさが食欲をそそる名物の「豚丼」が味わえるほか、「恋が叶うポスト」なども設置されており、旅の記念になるでしょう。
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道東エリアは移動距離が長くなりやすいので、まずは航空券+ホテルをまとめて調べる方が多いようです。
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都会的なシーンが描かれた「釧路市街地」
道東の中心都市である釧路市内でも、印象的なシーンが撮影されています。
夕日の名所「幣舞橋」と「出世坂」
釧路のシンボルともいえる「幣舞橋(ぬさまいばし)」は、世界三大夕日の一つとも称される美しい夕景が見られる場所です。映画では、康平が紗枝を待ち伏せした「出世坂」から、二人が幣舞橋の上で再会し、手を繋いで走るシーンが描かれました。
橋の欄干には四季を表現したブロンズ像があり、康平が立っていたのは「春の像」の近くだといわれています。橋のたもとにある複合施設「フィッシャーマンズワーフMOO」でショッピングやグルメを楽しむのもよいでしょう。
釧路グルメを楽しむ
釧路を訪れたなら、港町ならではのグルメも外せません。新鮮な魚介類を炭火で焼く「炉端焼き」や、熱々の鉄板にミートソーススパゲティとカツが乗った「スパカツ」などが有名です。映画の世界に浸った後は、地元で愛される味でお腹を満たしてみてはいかがでしょうか。
クライマックスの地「浜中町・霧多布岬」
物語の重要な局面や、二人のデートシーンで登場した灯台があるのが、浜中町の「霧多布(きりたっぷ)岬(湯沸岬灯台)」です。太平洋に突き出した岬に立つ赤と白の灯台は、映画のポスターや象徴的なシーンで使われました。周辺にはアゼチ岬などもあり、ダイナミックな海岸線の絶景を楽しめます。
移動距離に注意
映画の中では、紗枝の家や白糠駅から灯台が近くにあるように感じられますが、実際には100km以上離れている場合があり、移動には時間がかかります。釧路市内からでも車で1時間半〜2時間程度を見込んでおくと安心です。広大な北海道の距離感を考慮し、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
まとめ
映画『ハナミズキ』のロケ地を巡る旅は、単なる観光地巡り以上に、長い歳月をかけて紡がれた物語の足跡を辿るような深い味わいがあります。紗枝の家があった尺別の丘や、康平が駆け抜けた白糠の町、そして二人の未来を照らすような霧多布の灯台。それぞれの場所には、映画の切なさや温かさと重なる、道東ならではの美しい風景が待っています。
訪れる際は、私有地や立ち入り禁止区域への配慮を忘れず、マナーを守って聖地巡礼を楽しんでください。季節によっては風が強く冷え込むこともあるため、暖かい服装でのんびりと巡るのがよいでしょう。あの映画のワンシーンを思い出しながら、大切な人と、あるいは自分自身と向き合う静かな旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
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