映画『海炭市叙景』の世界に浸る。函館の日常とロケ地を巡る1日モデルコース

映画『海炭市叙景』の世界に浸る。函館の日常とロケ地を巡る1日モデルコース 函館ロケ地ガイド

函館出身の作家・佐藤泰志の小説を原作とし、市民の熱意によって映画化された『海炭市叙景』。観光都市としての華やかな函館ではなく、そこで懸命に生きる人々の息遣いや、厳しい冬の情景をリアルに描いた本作は、公開から時間が経った今も多くのファンを惹きつけています。

今回は、映画の中に流れる独特の空気感を感じながら、物語の舞台となった「海炭市」の面影をたどる1日モデルコースをご提案します。有名な観光名所を巡る旅とはひと味違う、街の深層に触れる時間を過ごしてみてはいかがけでしょうか。

 

スタートは函館駅前から。老婆・トキの生活圏へ

旅の始まりは函館駅周辺です。映画の中で、立ち退きを拒否する老婆・トキが、ゴザを広げて漬物を売っていたのが駅前の「函館朝市」付近とされています。

現在、朝市は多くの観光客で賑わう活気あるスポットとなっていますが、その一角には昔ながらの対面販売を行う露店も見られます。観光向けの商品が並ぶ一方で、地元の人々の日常も垣間見える場所です。

映画で描かれた、少し寂しくも力強い「生活の場」としての市場の雰囲気を探しながら、朝の空気を吸い込んでみましょう。華やかな観光地としての側面と、映画に描かれた地方都市の現実とのコントラストを感じられるかもしれません。
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市電に揺られ、人生が交差する「十字街」へ

移動には、映画の重要なアイコンでもある路面電車(市電)を利用するのがおすすめです。登場人物たちがそれぞれの悩みを抱えながら乗り合わせたり、すれ違ったりした車内からの風景は、ファンにとって特別な意味を持ちます。

目指すのは「十字街(じゅうじがい)」電停です。ここは、隆三や春代、晴夫とアキラといった主要人物たちが乗降した場所として知られています。レトロな車体が街の中を走る音に耳を傾けていると、まるで映画のワンシーンに入り込んだような気分を味わえるでしょう。

 

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坂道や港町、住宅街など“名もなき日常”の風景を巡る旅は、移動の段取りが肝です。函館ロケ地を効率よく回るなら、まずは航空券+ホテルをまとめて調べる方が多いようです。

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佐藤泰志の世界に触れる「函館市文学館」

十字街電停から徒歩圏内にある「函館市文学館」は、ロケ地巡りにおいて外せないスポットです。

ここには原作者・佐藤泰志のコーナーが常設されており、彼が小説を書く際に作成した手書きの地図などが展示されることがあります。架空の街「海炭市」を構築するために、実際の函館の地図に独自の名前を書き込んでいった創作の痕跡は、作品への理解をより深めてくれるでしょう。

館内の静寂の中で、原作者が見つめていた街の姿に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

観光地ではない「あの坂」を探して

函館といえば、海を見下ろす美しい坂道が有名ですが、『海炭市叙景』で印象的に描かれているのは、観光ガイドに載るような華やかな坂ではないといわれています。

映画の終盤、登場人物が市電通りを越えて上っていく坂は、どこか寂しげで生活感のある場所でした。ロープウェイ乗り場へ続く坂の周辺には、観光客向けに整備された道だけでなく、地元の人が淡々と歩く静かな坂も点在しています。

有名な八幡坂などで記念撮影をするのも良いですが、あえて名前のない路地や地味な坂道を歩いてみることで、登場人物たちの心情に寄り添えるかもしれません。

映画誕生の聖地「シネマアイリス」

午後は少し足を延ばして、五稜郭エリア(本町)へ向かいましょう。ここには、映画『海炭市叙景』をはじめ、佐藤泰志原作の映画化を企画・プロデュースし続けてきた映画館「シネマアイリス」があります。

マンションの1階にあるこのミニシアターは、まさに函館発の映画文化を支える拠点です。市民参加型の映画作りを牽引してきた場所として、ファンならば一度は訪れておきたい聖地といえるでしょう。

タイミングが合えば、この場所で映画を鑑賞するのも、旅の素晴らしい思い出になるはずです。

旅の休憩は、映画を知る人のいるカフェで

散策の合間の休憩には、函館山山麓や元町エリアにあるカフェなどが候補になります。中には、函館ロケのコーディネーターとして長年活躍し、撮影の裏話を知る店主が営むお店もあるようです。

例えば、大三坂近くにある「カフェ やまじょう」は、多くの映画関係者やファンが訪れる場所として知られています。地元の言葉で語られる撮影時のエピソードに耳を傾けながら、温かいコーヒーでひと息つくのも良いでしょう。

旅の終わりは、街を一望する場所で

1日の締めくくりは、やはり函館山からの眺望です。映画の中では、兄妹が初日の出を見るために山へ登るシーンが描かれました。

かつて港のシンボルとして親しまれ、映画にもその姿が記録されている「ゴライアスクレーン(大型クレーン)」は既に解体されてしまいましたが、眼下に広がる街の形や、海に挟まれた独特の地形は変わりません。

きらびやかな夜景として楽しむのはもちろんですが、『海炭市叙景』のファンにとっては、その光の一つひとつに人々の営みがあることを実感する時間となるでしょう。

まとめ

『海炭市叙景』のロケ地巡りは、単なる観光スポット巡りとは異なり、函館という街の「素顔」に出会う旅でもあります。

路面電車の音、坂道から見える海の色、そして冷たくも澄んだ空気。それらを感じながら歩くことで、映画で描かれた切なさや温かさが、より鮮明に思い出されることでしょう。ぜひ、ご自身のペースで「海炭市」の風景を探しに行ってみてください。

 

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