『北へ。White Illumination』聖地巡礼ガイド|あの冬の思い出と周辺観光を巡る旅

『北へ。White Illumination』聖地巡礼ガイド|あの冬の思い出と周辺観光を巡る旅 ゲームロケ地

1999年にドリームキャスト用ソフトとして発売された『北へ。White Illumination』。北海道の壮大な景色とヒロインたちとの物語は、多くのプレイヤーの心に深い印象を残しました。単なる恋愛シミュレーションにとどまらず、当時の観光キャンペーン「MOVE ON北海道」と連携して制作された本作は、実在する場所や店舗が多く登場する「トラベルコミュニケーションゲーム」としての側面も持っています。

発売から20年以上が経過した今でも、ゲームの舞台を訪れるファンは少なくありません。あの頃の画面の中で輝いていた景色を実際に肌で感じる聖地巡礼と、合わせて楽しみたい周辺観光情報をご紹介します。

聖地巡礼のハイライト「さっぽろホワイトイルミネーション」

物語のクライマックスや象徴的なシーンとして描かれたのが、札幌の冬を彩る「ホワイト・イルミネーション」です。主人公が冬休みに北海道を再訪し、ヒロインに想いを伝える重要な舞台として記憶している方も多いでしょう。

大通公園の幻想的な光

実際のイベント「さっぽろホワイトイルミネーション」は、1981年から続く札幌の冬の風物詩です。メイン会場となる大通公園では、大小さまざまな光のオブジェが設置され、雪景色と光のコントラストを楽しむことができます。

作中では大晦日のカウントダウンや、恋人たちが幸せを願うロマンチックな場所として描かれています。現在でも11月下旬から2月中旬頃にかけて開催される傾向にあり、特にクリスマス時期や年末年始に合わせて訪れることで、ゲーム内の雰囲気をより身近に感じられるかもしれません。

実際に訪れる際のポイント

近年では会場が駅前通や南1条通にも拡大しており、街全体が光に包まれます。点灯時間は通常16:30から22:00頃までとされることが多いため、夕食前後の散策プランに組み込むのがおすすめです。

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札幌エリア|ヒロインたちの生活圏を歩く

ゲームの拠点となる札幌市内には、ヒロインゆかりのスポットや、観光の定番エリアが点在しています。

札幌中心部のシンボル

主人公が春野琴梨に案内されて巡った「北海道庁旧本庁舎(赤レンガ)」や「札幌市時計台」は、現在でも多くの観光客が訪れる名所です。これらはゲームの背景としてだけでなく、札幌の歴史を感じられるスポットとしても親しまれています。

ヒロインたちの足跡

作中の設定や背景画から、ファンによってモデル地と推測されている場所がいくつかあります。

ヒロイン モデルとされる場所・エリア
春野琴梨の生活圏 琴梨の自宅周辺のモデルとされるのが、地下鉄南北線の南平岸駅周辺や、その近くにある高台の公園です。また、琴梨の母親が勤めるテレビ局もこのエリアにあるという設定でした。
椎名薫の勤務先 最年長ヒロインである研修医・椎名薫が勤める病院は、北海道大学(作中では北海大学)の医学部附属病院がモデルといわれています。
川原鮎の実家 元気なヒロイン・川原鮎の実家である寿司店は、すすきのエリアにあるとされています。夜のネオン街を歩きながら、彼女の生活した街の空気を感じてみるのも一興です。

注意点 札幌駅の駅舎など、発売当時と現在とでは改装によって景観が大きく変わっている場所もあります。ゲーム画面と全く同じ風景が見られない場合もあるため、街の移り変わりそのものを楽しむ心構えで巡るのが良いでしょう。

小樽エリア|運河とガラスの街

札幌から快速列車で約30〜40分ほどでアクセスできる小樽は、ノスタルジックな雰囲気が魅力の港町です。

ターニャ・リピンスキーとの出会いの場

ロシア出身のヒロイン、ターニャが働いていたガラス工房のモデルとされるのが、小樽運河沿いにあった「小樽運河工芸館」です。レンガ造りの建物と運河の組み合わせは、まさにゲームの世界観そのものと感じる人もいるでしょう。

ただし、時間の経過とともに店舗の入れ替わりや閉業といった変化が見られます。「小樽運河工芸館」も現在は当時のまま営業しているわけではないという報告があるため、訪問の際は事前に最新の情報を確認することをおすすめします。

オルゴール堂周辺の散策

堺町通りにある「小樽オルゴール堂」も、作中の背景として登場するスポットの一つです。レトロな建物の中に数えきれないほどのオルゴールが並ぶ光景は、現在も変わらぬ美しさを保っています。川原鮎のルートでも登場したとされる場所であり、ファンにとっては感慨深い場所となるはずです。

郊外・その他のエリア|広大な北海道を感じる

時間に余裕がある場合は、札幌・小樽から少し足を延ばしてみるのもおすすめです。

美瑛・富良野エリア

愛田めぐみの物語の舞台となった美瑛には、北海道らしい丘陵地帯や牧場風景が広がっています。冬は一面の銀世界となりますが、夏にはラベンダー畑などが美しく、季節を変えて訪れることで違った魅力を発見できるでしょう。

函館エリア

ゲーム内では、函館山の夜景が「宝石箱をひっくり返したような」美しさとして紹介されています。札幌からは特急列車で数時間かかりますが、道南エリアまで足を延ばせば、より深く作品の世界観に浸れるかもしれません。

聖地巡礼時の注意点と旅のヒント

『北へ。White Illumination』は1999年の作品であり、20年以上前の情報がベースとなっています。快適な旅にするために、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

情報のアップデートが必要

ゲーム内で紹介されているお店の住所や電話番号、営業時間などのデータは、現在とは異なっている可能性が高いです。また、建物自体がなくなっていたり、別のテナントに変わっていたりすることも珍しくありません。「当時の面影を探す旅」として、変化も含めて楽しむ余裕を持つことが大切です。

冬の観光は「寒さ」と「足元」に注意

ホワイトイルミネーションの時期(11月〜2月)は、気温が氷点下になる日が続きます。

項目 内容
防寒対策 屋外と屋内の気温差が激しいため、脱ぎ着しやすい重ね着(レイヤード)が推奨されます。
スマートフォンのバッテリー 寒冷地ではバッテリーの減りが早くなる傾向があるため、モバイルバッテリーを携帯すると安心です。
移動手段 冬道の運転に慣れていない場合、レンタカーの利用は慎重に検討しましょう。吹雪による視界不良や、路面凍結によるスリップの危険性があるため、JRや地下鉄などの公共交通機関を利用するのが無難です。

まとめ

『北へ。White Illumination』の聖地巡礼は、単にゲームのロケ地を回るだけでなく、当時の熱気や自身の思い出を再確認する旅でもあります。大通公園のイルミネーションや小樽の運河など、変わらずに残っている美しい風景がある一方で、街並みは少しずつ変化しています。

ゲーム機の中で見たあの景色と、現在の北海道の姿を重ね合わせながら、あなただけの「北へ。」の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。美味しい北国のグルメや温泉とともに、心温まるひとときをお過ごしください。

 

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