『First Love 初恋』の実在モデルは?ロケ地と物語に隠された意味を考察

『First Love 初恋』の実在モデルは?ロケ地と物語に隠された意味を考察 First Love 初恋

Netflixで配信されて以来、世界中で多くの感動を呼んでいるドラマ『First Love 初恋』。宇多田ヒカルさんの名曲と共に紡がれる切ないラブストーリーに、「この物語には実在のモデルがいるのではないか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

また、北海道の美しい雪景色や、物語の重要な鍵となる場所など、ロケ地や舞台設定に込められた意味を知ることで、作品をより深く楽しむことができます。

この記事では、本作の実在モデルの有無や、物語を彩る舞台・演出に隠された深い意味について、独自の視点で考察していきます。

 

実在モデルは存在するのか?

結論から言うと、野口也英(満島ひかり/八木莉可子)や並木晴道(佐藤健/木戸大聖)といったキャラクターに、特定の実在モデルはいないとされています。

楽曲から生まれたオリジナルストーリー

このドラマは、宇多田ヒカルさんの楽曲『First Love』(1999年)と『初恋』(2018年)という2つの曲にインスパイアされて制作されました。監督・脚本を務めた寒竹ゆりさんが、宇多田さんの歌詞にある「言葉よりも先に体が反応してしまう」といった感覚や、「初恋」の本質を突き詰めて書き上げた完全オリジナル脚本です。

特定の誰かの伝記ではありませんが、誰もが経験するような普遍的な感情や、人生のままならなさが丁寧に描かれているため、「まるで自分や誰かの実話のようだ」と感じる視聴者が多いのかもしれません。

✈️ 『First Love 初恋』のロケ地を巡る旅、札幌・小樽・旭川へ行くなら

ロケ地が広範囲に点在する北海道は、移動の段取りが肝です。まずは航空券+ホテルをまとめて調べると、旅の全体像が一気に作りやすくなります。

▼ 旅の形が決まっている方はこちら(必要なものだけ)

舞台となったロケ地と演出の意図

物語の主な舞台は北海道です。札幌や小樽、旭川など広範囲で撮影が行われており、その場所設定には監督の深い意図が込められているようです。

人生を象徴する「ラウンドアバウト」

作中で象徴的に登場する、信号のない円形交差点(ラウンドアバウト)。ドラマの設定上は札幌とされていますが、実際の撮影場所は旭川にある常盤ロータリーだといわれています。

上空から見ると惑星の軌道のようにも、回転するCDのようにも見えるこの交差点は、登場人物たちの人生そのものを表しているという見方があります。どこで合流し、どのタイミングで抜け出し、あるいは道を間違えて周り続けてしまうのか。一度入ると簡単には戻れない構造が、二人の運命のすれ違いを視覚的に表現しているといえるでしょう。

奇跡の映像美「アイスランド」の真実

物語の終盤、也英が晴道を探して訪れる美しい雪景色の国、アイスランド。この場所は、日本という社会的なしがらみから離れた「世界の果て」として描かれています。

実はこのアイスランドパートの撮影は、コロナ禍の影響で現地への渡航が困難だったため、驚くべき手法で制作されました。現地の風景撮影と、日本国内で撮影したキャストの演技を最新技術で合成したり、現地クルーとリモートで連携したりして作り上げられたのです。あの幻想的なラストシーンは、制作チームの執念と技術が生み出した奇跡の映像美だったといえます。

晴道の人生を変えた空

晴道が航空自衛隊のパイロットを目指すきっかけとなったシーンも印象的です。彼が見上げた空にブルーインパルスがハートを描く演出は、女満別周辺の景色をイメージしているという考察があります。あの瞬間、也英が発した「かっこいい」という一言が、彼の進路を決定づけました。何気ない日常の風景が、後の人生を大きく変えるきっかけになるというドラマチックな展開です。

色彩と小道具に隠されたメタファー

このドラマの魅力は、セリフだけでなく「色」や「モノ」にも感情が託されている点です。

「青」と「赤」の対比

画面全体の色使いには明確な意図があるようです。主人公の也英は、衣装や部屋のインテリアに一貫して「青」が使われています。これは彼女が抱える孤独や静寂、そして叶わなかった空への夢を象徴していると考えられます。

対照的に、晴道や彼の家族は「赤」を基調としています。これは情熱や温かい愛情の象徴といえるでしょう。二人の初恋の象徴であるライラックの花が「紫(青と赤の混色)」であることは、孤独と情熱が混ざり合って初めて生まれる愛の色を示唆しているのかもしれません。

火星探査機「のぞみ」の意味

作中で言及される火星探査機「のぞみ」のエピソードも、二人の関係性の暗喩(メタファー)として機能しています。実在した探査機「のぞみ」は、トラブルにより一度は火星への軌道投入を諦めざるを得ませんでしたが、運用チームは粘り強く軌道修正を試みました。この「一度は軌道を外れて宇宙をさまようが、長い年月をかけて目的地へ近づこうとする」姿は、すれ違い続けた二人の20年間の人生そのものと重なります。

視聴する際の魅力と注意点

本作は非常に評価が高い作品ですが、構成に少し特徴があります。視聴前に知っておくとよいポイントをまとめました。

複雑な時系列は「タペストリー」のように

物語は1990年代後半、2000年代、そして現代を行き来しながら進みます。最初は「今はいつの時代?」と混乱するかもしれませんが、バラバラに見えた糸が少しずつ織り合わされ、最終的に一枚の美しい絵(タペストリー)が完成するような構成になっています。伏線が回収される後半のカタルシスは大きな魅力ですが、時系列の変化に少し注意して観る必要があるでしょう。

傾向として見られる感想

多くの視聴者からは「映像美に引き込まれる」「音楽の使い方が絶妙」といった声が多く聞かれます。一方で、記憶喪失という設定や劇的な展開に対しては、好みが分かれる部分もあるようです。しかし、それらを乗り越えた先にある純愛の強さに、多くの人が涙している傾向があります。

まとめ

『First Love 初恋』には特定の実在モデルはいませんが、宇多田ヒカルさんの楽曲の世界観をベースに、誰もが共感できる感情が丁寧に織り込まれています。

北海道の雄大なロケ地や、計算し尽くされた色彩設計、そして小道具の一つひとつにまで込められた意味を知ることで、このドラマは単なるラブストーリー以上の深みを持って迫ってきます。

一度見ただけでは気づかない発見がまだまだ隠されているかもしれません。円形交差点を回る車や、登場人物が身につけている服の色に注目しながら、もう一度あの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

ドラマ『First Love 初恋』の余韻に浸っていると、あの音楽をもう一度じっくり聴き返したくなりませんか。物語とともに時代を超えて心に残るのが、宇多田ヒカルさんの名曲「First Love」です。

ロケ地巡りの帰り道や、自宅で作品を振り返る時間のお供に、音楽から“初恋の記憶”を辿ってみるのもおすすめです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

First Love [ 宇多田ヒカル ]
価格:3,196円(税込、送料無料) (2026/1/13時点)

楽天で購入

 

 

ロケ地めぐりで北海道に行きたくなった方へ。
なかなか現地まで行けない時は、北海道グルメのお取り寄せで気分だけ味わうのもおすすめです。


北海道グルメのお取り寄せ(楽天市場)

★ 『First Love 初恋』関連記事

タイトルとURLをコピーしました